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性感染症と子宮頸がんは関係あるの?子宮頸がんになりやすいの?

性感染症と子宮頸がんは関係あるの?子宮頸がんになりやすいの?

子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルス(Human Papillomavirus:HPV)で、これは性行為(性生活)で感染すると考えられます。
一般的に、性感染症は性行為または性行為類似行動でヒトからヒトへ感染(伝播)する疾患の総称で、STD(Sexually Transmitted Diseases)とかSTI(Sexually Transmitted Infection)と表現されています。原因となる病原体としてウイルス、細菌や原虫などがあり、30種類以上の病原体が知られています。梅毒、淋病、軟性下疳と鼠径リンパ肉芽腫を性病と称していましたが、近年、性行為で感染する性器クラミジア感染症、性器ヘルペス感染症、トリコモナス感染症やコンジローマなど全てを包括してSTD、STIと呼ばれるようになりました。
HPVは、きわめて普通に存在し、だれもが持っている可能性があるウイルスです。性行為時に子宮膣部粘膜に生じる微細な傷からウイルスが侵入するために成立する感染症ですが、特定の病原体がヒトからヒトに感染するいわゆる性感染症とは異なると考えるべきです。
性感染症と子宮頸がんとの関連性は、否定されていますが、性的に活発な時期には性感染症患者が多く、同時期はHPV感染率も高いので、その意味では子宮頸がんとの関連性はあると言えなくもありません。
関連情報

STDは特別な病気ではありません。日本では若い人たちの間で感染者が増えてます。正しい知識を持って、自分自身を大切に。不安があれば検査を受けましょう。


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