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性器ヘルペス

性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(HSV、1型と2型があります)の感染による性感染症の一種です。外陰部または口や唇周辺からヘルペスウイルス(以下HSV)を放出しているパートナーとの性的接触によって感染し、外陰部に水疱(水ぶくれ)や潰瘍性の病変ができます。このウイルスが性器などに感染(初感染)した後、神経の奥深くに潜伏すると症状は一旦なくなりますが、ストレス、疲労やセックスなどの何かの刺激によって再び神経を伝って出てきて粘膜や皮膚に病変を生じさせます(再発)。
性器ヘルペス感染者数は、男性では淋病に次いで第3位、女性では性器クラミジア感染症に次いで第2位(厚生労働省調べ)であり、オーラルセックスでも感染するので注意が必要です。

感染経路

性器とその周辺部、または口や唇の周りからHSVが放出されている相手とセックスなどの性的接触によって感染します。

症状

女性がHSVに感染すると、感染後3〜10日間くらいの潜伏期間後に痛みを伴って大陰唇や小陰唇から会陰部にかけて水疱(水ぶくれ)や潰瘍性の病変が現れます。時には38℃以上の発熱やだるさを感じることもあり、また痛みによって歩くことが難しいケースもあります。足のつけ根のリンパ節が腫れたり、膀胱炎様症状がでます。
男性がHSVに感染すると、感染後2〜10日間の潜伏期間後に性器に病変が現れます。初感染時にはかゆみや違和感のある小さい水ぶくれが現れます。その後破れた水ぶくれは痛みのある潰瘍となります。また、発熱や足のつけ根のリンパ節が腫れたりします。再発の場合症状は同じですが、その程度は軽くなります。